ロシアの長期休暇はビジネスに影響することもある
モスクワから送られてきた写真です。
赤の広場、クレムリンの近くのツリー🎄です。
ロシアのクリスマスは1月7日なのでクリスマスツリーを飾っています。
というか、お正月とクリスマスが一緒に来るのでツリーは
「ニューイヤーツリー」とも言われています。
今日までロシアの友人知人達とおめでとうのメッセージをやりとりしていますが、みなさんなんだか平和です。
ロシアとウクライナが戦争しているとは思えないくらい、いつもと変わらない新年を迎えています。
もしかしたら、戦争に関することをメッセージに書けない状況なのかなと考えたりしました。
ロシアの休暇は長いという話なのですが、、、、
長いってどのくらいを長いというのかは個人個人で違いますよね。
たとえば、月曜~金曜日まで5日間を休んで、土日を付けくわえると9日間の休暇になりますよね、これは長いですよね。
企業によっては、2日間連続で休みを取るのもなかなか大変という人もいると思います。
有給休暇があるのに消化できないことも多いと思います。
ロシア人にとって休暇とは2週間~1ケ月、2ケ月くらいです。
日本人からすると思いっきり長いでしょー、それ。って感じでしょう。
ロシアの学校も6月7月8月の3ケ月が夏休みです。
ほら、めっちゃ長いでしょー--。
うらやましいよねー--。
ロシアでは休暇をとるのは当たり前、義務なので、みーんなが休みます。
休まない方が不自然なんです。
会社内で交代で1ケ月づつ休みます。
Aさんは1月、Bさんは2月、CさんとDさんは8月とか。
Aさんが休んでいる間、Aさんの仕事は誰がやるかというと、誰もやりません。
ストップします。
困る人はたくさんいますが、Aさんが休んでいるのだから仕方ないのです。
それはロシアでは通用しても、日本とビジネスしていると通じないでしょう。
「休んでいるから仕方がない」は通じないぜ!と怒ったことがあります。
ロシアの旅行会社が当社へお客様を送客してきました。
お金も前金で入金になりました。
しかし、送金されたお金の詳細がわからなかったのでロシアの旅行会社へ電話しました。
すると
「会計係が夏休みなのでわかりません」
「いつわかりますか?」
「9月20日まで会社に来ないのでわかりません」
「えっ?いま8月10日ですけど」
「はい、彼女は夏休みなのでいません」
誰も仕事を引き継いでいない。
彼女以外に会計がわかる人がいない。
という事態が発生した。
その後、社長にクレームをいれたが謝らない。
会計係が夏休みだからわからないのが当たり前という脳みそでした。
ロシア人は謝らないのはわかっていたが、アタシと取引するなら誰か引き継ぎをするとか、休む前に不明な点がないか確認しろよと言ってやった。
その旅行会社はもうない。
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