サハリンの紀行本をうなずきながら読んだ
本日は諸事情によりリモートワークでした。
特に急ぎの翻訳の仕事もなんらかの申請締め切りもなかったのでまったりと仕事をしながら、読書📚
「サガレン」というタイトルの紀行本を読みました。
サガレンとはサハリンの旧名です。
作者がかつての国境であるサハリン島の北緯50度線を旅する内容ですが、後半の第二部では「賢治の樺太」をゆくというタイトルで、宮沢賢治の行程をたどりながら昔のサガレンに思いをはせる内容です。
日本が統治していた樺太時代の地名と現在のロシアの地名が出てくるのですが、アタシはスッーと頭に入ってくるし、知っている場所がいっぱい出てくるし、その場所の風景も浮かんでくるのですごく楽しく読めました。
写真もアタシが撮ったことのある場所がいくつもありました。
あ、やっぱりココで撮るよねーと思った。
ホルムスク(真岡)の王子製紙工場跡、コルサコフ(大泊)の丘から見えるコルサコフ港、スタロドゥブスコエ(栄浜)の海岸、サハリン州立郷土博物館に展示されている国境標石。
一番笑ったのは、コルサコフにあるセブンイレブン。
ロシア語でミニストップと書いてあるが、ロゴマークがセブンイレブンになっているミニスーパーがあります。
どっちだよ~!と作者もつっこんでいました。
アタシもココに行った時に同じことを言いました(笑)
写真はコチラです。
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セブンイレブンなの?ミニストップなの?
スタロドゥブスコエ(栄浜)の海岸では琥珀がとれます。
宮沢賢治もココで琥珀を拾ったそうです。
アタシも「サハリン女子旅」で行った時にみんなで琥珀拾いをしてすんごぉーく楽しかったことを思いだしながら読んでいました。
その時のブログはコチラです。
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レーニン像とセレブ女子旅💕💕💕
本の中で初めて知ったこともありました。
1920年代、ソ連領だったノグリキ郊外に日本が建設した石油タンクがあるのです。
ノグリキは北緯50度以北なので、一度も日本領になったことはなく、なので日本語の地名もないところです。
ソ連の企業と日本の企業が合弁で石油事業を行うことになったのは大隈重信が仲立ちをしたからのようです。
戦時中も日本の会社が石油採掘を行っていたとは、、、
サハリンを舞台にした、またはサハリンに関係する小説やノンフィクションなどがあるので読んでみようと思った。
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